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Movement of Community Prep Courses for University Exams in Rio de Janeiro

I attended the Forum of community prep courses for university exams (pre-vestibular communitatio)in Rio de Janeiro which was held on the 31st of August 2019.

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Since 2013, I have been having contact with CCS-RJ, which is a community center for various community organizing project in Vila Isabel. One of their projects is community prep courses for university exams(also for qualification for finishing high school). Only last year I realized there are many courses like this across Rio de Janeiro (and probably in other regions in Brazil). One of my friends explained to me they grew in accordance with the affirmative action implemented during the Lula government.

I was always impressed by how the students who studied there to enter university came back to teach other students in the same course, providing role models for those aspiring to enter universities which is still an elitist institution.

In this forum, the main discussion was about mental health. Many students have a mental health problem or of their own or of a family member. It makes the continuation fo the study difficult. And even after getting into University many find themselves outsiders in the environment which makes it hard to stay in the program.

The discussion was about how the teacher can help the students. The facilitator was a mental health professional but she encouraged everyone to use what they have to help the students. In fact, my friend Luiz, who was a former student in “pre-vestibular comunitatio solidariedade” in Vila Isabel and now teaches there and in other community prep course while studying biology education in University, shared how he uses rap and poetry to create a friendly space in his classroom and he thinks it helped some student with mental health problem.

another participant pointed out that sometimes those community courses are the only place for residents in favelas to talk to their friends safely and that it should be a right to have a place of leisure on in your neighboorhood.

One of the common struggles each course was having was that they are so many students wanting to sign up to the courses but many of them end up discontinuing due to family/job situation. Also after a big exam(namely Rio de Janeiro state university exam), many students feel incompetent and leave the course.

Other also mentioned that the average age of the students is getting younger. I’m not sure if this is due to affirmative action and having visible role models.

There were some students, rather mature in age who attend a community prep course and their teacher said “anyone who studies is young because studying takes a lot of energy.

many felt there should be studies around the community prep but academia doesn’t consider it is important so they should do it themselves. In fact, some attendees were already doing this in their monograph and project for the master program.

The discussion evolved into the struggle for the free pass for students of the community prep. University students already have a free pass for transportation but a new law was introduced to expand it to the students of community course. However, its regulation is still underway meaning the students don’t know when they will get their free pass.  On 31st August organizer of some community, prep went to transportation bureau to inquire the process and they are waiting for the response.

Maria Peralva

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2019年ブラジル滞在記①

昨年の滞在記も書きかけなのですが、先に今来ているブラジルのことを書いておきます。

8月27に日本を出発し、28日早朝にサンパウロに到着しました。

お友達の家に2日泊まって、今はリオデジャネイロに来ています。

サンパウロでは、軍政時代にブラジルの「特高」に当たるDOPS(後ほど補足します)建物の跡地にある美術館(Museu Estacao Pinacoteca)へいきました。世界人権宣言をテーマとした美術品の展示や、ブラジル北東部の文化をモチーフにした作品が展示されていました。1階にはその建物反軍政活動家に対して行われていた拷問についての資料も展示してあり、友達と私は金縛りのような感覚を覚えました。

 

その帰り道に薬物依存者やホームレスが多く住むクラッコランヂアという地区を通ったのですが、ある区画に多くの人がぎゅうぎゅうに押し込められるように座ったり立ったりしていたので、友達も「なんなのこれ」と驚いていました。近くには警察の車を止めてあり、集まった人は少しでも楽しもうと小さいスピーカーから音を鳴らしていました。

帰って調べてみると、最近大規模な売人一掃作戦が行われたばかりらしく、17人の売人を逮捕するために500人以上の警察官とヘリコプターが導入されたということです(出典)。


リオに着いた翌日には貧困層向けの高卒認定試験および大学入学試験のための学習支援をするグループ(Pre-Vestibular comunitario)が集まるイベントへいきました。

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古いグループでは90年代終わりから取り組んでいるところもありますが、多くは十数年前、アファーマティブアクションによる貧困層や黒人のための大学入学枠ができた頃から増え始めたようです。

私が2013年から度々訪れているVila Isabel にある社会文化センター(Centro de Cultura Social Rio de Janeiro)にもPre-Vestibular  Comunitario Solidariedadeがあり、そこで教えているボランティアや生徒と何度か会ってきました。生徒が大学へ入って先生として戻ってくるケースも多く、新しく入る生徒のロールモデルとなっています。この取り組みをしているグループがリオデジャネイロだけでもかなりあるということを知ったのは去年のことで、今回偶然にもグループを集めたフォーラムが開催されることを知るに至りました。

そこで扱われたテーマは「メンタルヘルス」でした。多くの生徒は自分や家族のなかに(貧困からくる)精神の不調を抱えていて、勉強との両立が難しいことが指摘されました。また、うまく大学に入学しても、まだまだエリート主義の環境の中で自分の居場所を見つけることが難しく、勉強を継続するハードルになっていることが共有されました。

その上で、教師たちが何ができるかということが議論されました。議論の司会はメンタルヘルスを専門とする教師の方でしたが、専門知識がなくてもみんないろんな方法で工夫してることをシェアし合っていました。

私の友人でもある元生徒で今は二つの学習支援グループで教えている生物を専攻するルイスはラップや詩を交えて授業をしていること、それによって生徒が日々の仕事や生活のストレスを解消しながら学んでいることを語りました。

ファベーラに住む若者の多くは、安心して友達を話ができる場所が限られています。参加者の一人はそういう場所は権利であるべきだと言いました。

どのグループにも共通していた悩みは、参加希望者は多くても、家庭の仕事を手伝う必要や、仕事の忙しさによって段々と人数が減ってしまうことでした。ほかにも大きな試験(リオデジャネイロ州立大学の一次試験)の結果が出ると、自信を無くして去ってしまう生徒が多いそうです。

興味深いと思ったのは、参加する生徒の年齢層がどんどん下がっているということです。初めは高卒資格を取ろうとする年配の生徒が多かったようで、今は大学進学を目指す若者が増えているということです。これもアファーマティブアクションの影響なのか、その結果としてロールモデル(ファベーラ出身の大学生が目立つようになったりいい仕事についたりすること)の可視化がきっかけなのかどうかはわかりません。

その日はボランティア教師以外にも先輩の生徒さんが来ていて、「勉強するものは誰でも若い、勉強するには強大なエネルギーがいるから」とその生徒の先生が言っていました。中年期に差し掛かりながら大学院で研究を始めたものとしても元気付けられる言葉でした。

支援グループが抱える問題を解決するために様々な調査や研究が必要だという意見も出ました。アカデミアではこのテーマはあまり重要視されていないので、自分たちでやるしかないとの声もありました。実際、修士論文を参加者の視点からこのテーマで描こうとしているファベーラ住民の元生徒で教師の参加者もいました。

こういった経験の共有以外にも話されたのは学習支援教室に通う学生のための無料定期券を獲得する取り組みでした。現在全日制の大学に在籍する学生には無料定期券(区間問わず)が発行されていますが、学習アクセスのためにはこういった教室へ通う生徒にも適用されるべきだという主張で運動が繰り広げられています。この無料定期券のための新しい法律はすでに採択されているのですが、まだ細かい適用ルールが定まっておらず、生徒たちが実際に定期券を手にするのがいつになるのがわかっていないのです。そのため、支援教室の関係者が8月の27日に交通局に申し入れに行き、その返答を待っているところです(出典)。

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2018年8月のブラジル滞在記

このままだと1年が立ちそうなので、慌てて滞在記を書いていこうと思います。前回はサンパウロまでのことを書いたと思います。そこからリオデジャネイロに移動します(サンパウロにももう一回行くのですが)。写真に沿って説明していきます。

 

8月16日 高速バスでサンパウロからリオデジャネイロへ移動。Airbnb(貸切型アパートメント)にチェックイン。ホストの方とはチャットアプリWhatsappでやりとり。初めて音声メッセージというものを受け取ってびっくりしたけど、ブラジルではみんな結構使ってることがあとでわかりました。確かに早いしね(東京だと中国語話してる方が同じような使い方をしてるのを見る気がしますね)。

 

1日目の食事とか(近所の屋台のベジバーガーとマテ茶とビール)

 

今回の旅でよく行ったのがポエトリー・スラムのイベントで、下の人mc Dall Farra エミシー・ダル・ファーハ)はかのシーンでは有名な人です。歌やラップもやっててyoutubeで探すとかっこいいビデオ出てきます。

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上のプレートはリオデジャネイロでよく行ったレストラン。ブラジルではよく見る量り売りのバイキング何ですが、ここは特に美味しかった(だいたいいつも800円くらいだったかな)。

Restaurante Yellow Submarine (ビートルズテーマの店です)